ヘルスパークの健康マメ知識 感染症からがんになる【子宮頸がん】

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感染症からがんになる!子宮頸がん

子宮頸がんとは?

子宮頸がんとは?
子宮の入り口(子宮頚部)にできるがんで、2019年の1年間に2,921人の方が亡くなっています。子宮頸がんは、性交渉によってヒトパピローマウイルスに 感染することが原因とされています。子宮頸がんの進行スピードはゆっくりで、がんが発見される前の段階として、 子宮頸部の組織にがんに進行する細胞が増えます。定期的に検診を受けることで、がんになる前の異形成の段階で見つけ治療することが可能になります。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(人口動態統計)

どうして子宮頸がんになるの?

子宮頸がんの原因は、性交渉によって感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)です。HPV は感染しても自覚症状がないため、感染に気が付きにくく、免疫力で自然に排除される場合もありますが、約10%の人で感染が持続します。

自覚症状がないから気付きにくい

自覚症状がないから気付きにくい
早期の場合、ほとんど自覚症状がありません。進行するに従って性交後の出血、不正出血、おりものの異変や増量などの症状がみられます。 さらに進行すると下腹部痛や腰痛、背部痛を伴うこともあります。感染した細胞は5 年以上という長い時間をかけて、やがてがんになります。

20代の罹患が急増

性がオープンになってきた現在では、20代から30代の罹患が多く、妊娠、出産の時期と重なるため「マザーキラー」とも呼ばれています。 また、低年齢での性交渉、タバコの喫煙によって、子宮頸がんのリスクが高まるという報告も発表されています。

20代の罹患が急増

子宮頸がんを予防するには?

HPVへの感染は、性交渉があれば誰にでも起こりえることです。そこからがんになるかどうかは誰にもわかりません。 でも、医療機関での定期的な検診でHPVの感染に早く気づくことができれば、子宮頸がんを早期発見することができます。 医療機関に行くのが恥ずかしいという方には自宅でできるセルフチェックで定期的な検診も可能になっています。

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