卵巣年齢ってなに？
女性の卵巣には生まれたときに卵子の基になる原始卵胞が既に200万個貯えられています。月経が開始する思春期にはその9割近くが自然消滅し、さらに月経ごとに減少していくとされています。 「卵巣の中に残っている卵子の数の目安を「卵巣予備能」といいます。卵巣予備能が何歳の平均と同じ水準か表したものを、卵巣年齢と呼んでいます。
卵巣年齢は、個人差が大きい
卵巣年齢は、実年齢と必ずしも連動しているわけではなく、生まれた時点での卵子の数や、 体質や生活習慣などにより卵子が減少するペースが人によって異なるため、非常に個人差が大きいのが特徴です。
卵巣年齢を知ることのメリット
女性は自分自身のキャリアを考えると20代後半で妊娠・出産を望むことが難しいなど、妊娠・出産のタイミングに関する悩みを抱える方も少なくありません。働く女性にとって、「もう少しの間仕事に集中したい」という時期もあると思います。卵巣年齢を知ることで、今すぐ妊活に取り組む必要があるのか、それとも1年、2年程度であれば先延ばしが可能なのか？一つの判断材料として活用することができます。 また妊活中の方であれば、自分たちのペースで妊娠への取り組みを進めるのか？それとも早めに不妊治療クリニックで検査や治療をスタートさせた方が良いのかの目安にもなります。
卵巣年齢は妊娠率ではない
卵巣年齢は残っている卵子の数を表す目安であり、妊娠率を表すものではありません。 妊娠率に関しては、卵巣年齢で表される卵子の「量」ではなく、卵子の「質」に影響を受けます。
子供を産むか産まないか、産むならいつ産むのか。仕事と育児の両立、ライフプランもとても大切。まず自分の身体（卵巣）の状態を調べてみよう！
